ボイスブログ更新……「20世紀コリアンエロス映画の世界⑤『イエローヘア』と韓国映画における女性の”同性感”について」

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80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語る第三弾。第4回は、「セックス」の本質について深く追求し、その芸術性を海外でも高く評価されたにもかかわらず、日本では「コリアン・エロス」扱いされ、「北朝鮮外貨稼ぎ突撃隊」なんかと一緒の棚でビデオレンタルされた映画について語っています。


最終回となる今回取り上げるのは、韓国映画史上初めて3Pセックスシーンが大問題となった『イエローヘア』(1999年)。この映画を起点に、ハン・ソッキュシム・ウナの90年代後半韓国映画のゴールデンコンビ主演の『カル』(1999年)、鬼才キム・ギドクが女子高生の援助交際を神話的に描いた『サマリア』(2004年)、さらにはサクラのお姉さんである安藤モモ子監督が満島ひかり主演で製作したレズビアン映画『カケラ』なんかについて喋ってます。


↓『イエローヘア』のMV風ダイジェスト動画



『カル』予告編



↓『サマリア』のMV風ダイジェスト動画



↓『カケラ』予告編



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サマリアの少女

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ボイスブログ更新……20世紀コリアンエロス映画の世界④セックスと「食」について考えさせられる映画「301・302」

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80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語る第三弾。第4回は、「セックス」の本質について深く追求し、その芸術性を海外でも高く評価されたにもかかわらず、日本では「コリアン・エロス」扱いされ、「北朝鮮外貨稼ぎ突撃隊」なんかと一緒の棚でビデオレンタルされた2本の映画について語っています。



まずは、1987年公開の『シバジ』(イム・ギョンテク監督)



↑日本で発売されたビデオ。エロ場面が強調され、「快楽の報酬」なんてサブタイトルがw




李朝時代の夫婦の営み。外に指南役がいて、「月が出たから挿入開始!」などと指示が飛びます。そのくらい、「跡継ぎ」づくりは大変な事業でした。











←そんな家に「子作り」に雇われた若いシバジ(代理母)。これはセクシーポーズではなく、まだ男を知らないやんちゃ娘が慣れない衣服に疲れて、足を投げ出してお行儀悪くしているの図です。









←若いシバジを演じたカン・スヨンベネチア国際映画祭の主演女優賞に輝きました。当時19歳。
















つづいては、1995年公開の『301・302』(パク・チョルス監督)


↓これは英語版ビデオのパッケージ。

↓韓国公開当時のポスター。エロを売りにしておりますが、映画自体は考えさせられる作品です。














←ソウルのとあるマンション。向かい合った部屋に住む独り暮らしの女性二人が主役。
301号室(パン・ウンジン)は、料理が好き、食べるのも好き、男を「喰う」のも大好きな肉食系








←一方の302号室(ファン・シネ)は、食べ物は一切受け付けず、水とサプリで生きてる草食系ならぬ拒食系
もちろんセックスなんてとんでもない!







←なんとかあいつを肥らせてやる……。そう決意した301号室は嫌がる302号室をご馳走攻めに。











←食べ物をめぐりSとMにも似た関係を続けてきた二人の間に、やがて微妙な愛情が芽生え……。












←どうなるかは、映画を観てのお楽しみ!










↓予告編





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ボイスブログ更新しました……映画『アジョシ』について

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好評公開中の『アジョシ』ですが、「ウォンビン最高!」「かっこよかった!」との称賛がある一方で、「主人公があの女の子のためになぜ命をかけるのか動機がよくわからない」とか「『レオン』の二番煎じではないか」との声もちらほらと。


それに対して私が思ったこと、そして、痛快(ちょっと残酷)アクション・エンターテインメント映画である『アジョシ』の底流にながれるものは何か、以下の映画などを引き合いにだして語ってみました。


↓『三人の名付け親』(1948年、ジョン・フォード監督)


↓『グロリア』(1980年、ジョン・カサベテス監督)


↓個人的には余り好きではない『レオン』(1994年、リュック・ベンソン監督)


↓映画ではありませんがドストエフスキー作『罪と罰





アジョシ オリジナル・サウンドトラック

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映画秘宝 2011年 10月号 [雑誌]

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三人の名付け親 [DVD] FRT-133

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罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

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ボイスブログ更新しました――80〜90年代コリアン・エロスの世界第3弾/90年代傑作選

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80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語る第三弾。第3回は、1980〜90年代に公開された4本の映画について語っています。



まず、日本人にコリアンエロスの存在を知らしめた『桑の』シリーズ。
日本の植民地だった頃の朝鮮の農村を舞台にした艶笑譚で、シリーズ3作ほか『桑の』など類似作を生み出すほどヒットしたのですが、シリーズの構造が、入江悠監督の『SRサイタマのラッパー』シリーズに似ている……? というお話をしました。


つづいて、14世紀イタリアの古典『デカメロン』をモチーフにした『コリアンドール 天使の欲望』(原題『ボッカチオ'91』1991年公開。
次々と女をモノのする浮気者の敏腕CFディレクターが、結託した愛人たちから復讐される話。しかもその復讐の手口が、○ん○んをちょん切るというもので……。


←この人が最後にち○ち○をちょん切られるモテ男っす。













つづいて、『ソウル・キャンディ スカートの風』(原題『梨泰院のミニスカート』、93年公開)。ソウルの目抜き通りをミニスカートで闊歩する娘三人組(一人はスリ)。軽やかでエロチックな都会コメディかなと思いきや、舞台はあっという間に済州島へ。『冬ソナ』ほか数々の韓流ドラマのロケ地となった済州島らしく、大大大メロドラマが展開します。



そして、『北朝鮮 外貨稼ぎ突撃隊』(1997年)。オリジナルビデオシリーズで、全4作が、VHSもDVDでも出ているというヒットシリーズ。正直、ドラマは支離滅裂だし、女優さんはブ○だし(胸は大きかったけど)、出てくる日本人役が片言日本語喋らないし、どうしようもない作品ですが、なぜこれだけ日本で売れたのか? 人民服を着た独裁国に対する漠然とした「憧れ」ゆえではないかと、007シリーズの初期作などを引用しつつ喋っております。










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ボイスブログ更新しました――80〜90年代コリアン・エロスの世界第2弾/日韓エマニエル対決!

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80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語る第二弾。第2回は、1982年に第一作が公開され、その後シリーズ化され、十数年にわたって韓国の(日本でも?)男どもの股間を熱くした『愛馬婦人』について語っています。


『愛馬』は「エマ」と呼びます。エマ夫人。どっかで聞いたことある?
ま、それはさておき……。


←公開当時のポスター
タイトルが「愛麻夫人」になってますが、本当は「愛馬」だったけれど、当時の軍事政権から「馬を愛するとはエロすぎる」と難癖をつけられ、「愛麻」に改めたとか。なんで?????
ちなみにエロ度ですが、乳首すら見えません。
















↑『愛馬』シリーズ名物の乗馬シーン。初代エマ(左)は下着。三代目エマ(右)ではじめてバストトップを披露




←ヒロインを演じたアン・ソヨン。当時23歳。後にインタビューでは「全然エッチな映画じゃないのに、エロ俳優のイメージがついちゃって、コマーシャルをおろされちゃったのよ!」とおかんむり。









←んでソヨンさん、一作で『愛馬婦人』を降りたものの、その後エロ映画にしか出演できず、38歳でシングルマザーとなり、その後、息子と二人アメリカにわたってほそぼそと豆腐店を営んでいたが、2005年にデジタルヌード写真集でカムバック。御年46歳には見えないこのお姿!











↓さて、エマ夫人といえば、もうおわかりのはず。かの『エマニエル夫人』(1974年)の韓国バージョンなんです。


←『エマニエル夫人』の日本公開(1975年)にあわせて『東京エマニエル夫人』なるパクリ映画も登場。ヒロインを演じたのはアメリカ生まれの田口久美嬢。ちょっとアン・ソヨンさんに似てません?














ボイスブログ更新しました――80〜90年代コリアン・エロスの世界


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今回から、80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語ります。
第一回は、1981年公開の『失われた青春』。かつてVHSで日本でも発売されましたが、まず入手不可能な幻の名(?)作。
これがなかなかの拾いもので、若さと肉体を武器に男達とわたりあう気丈で小悪魔なヒロインが、前半は男を誘惑して金を巻き上げたり、股間をけっ飛ばしてやっつけたりする、なかなか痛快なコメディなんですが、ある時を境に大々々お涙頂戴メロドラマ(しかも日本人が大好きな難病もの?)になってしまうという、埋もれさせるには惜しい傑作です。
詳しくは↑でじっくりお聞き下さい!


↓公開当時のポスター。時代を感じさせますなあ。

↓財閥に乗り込んで会長を恐喝するヒロイン

グレゴリー・ペック似(ほめすぎ?)の親切な富豪と知り合い、幸せに

↓と思ったら悲劇が!

ボイスブログ更新しました――ケイト・ウィンスレットさんについて

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「乳首を死守する日本の女優に爪のアカを煎じて飲ませたい」第二弾として、ケイト・ウィンスレットさんについて語っています。



↓『グッバイ・モロッコ


↓『いつか晴れた日に


↓『エターナル・サンシャイン


↓『ネバーランド


↓『愛を読むひと


↓『レボリューショナリー・ロード』



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