ボイスブログ更新しました――80〜90年代コリアン・エロスの世界第3弾/90年代傑作選

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80年代のレンタルビデオ草創期において、一分野を築いたコリアン・エロス――韓国性愛映画について語る第三弾。第3回は、1980〜90年代に公開された4本の映画について語っています。



まず、日本人にコリアンエロスの存在を知らしめた『桑の』シリーズ。
日本の植民地だった頃の朝鮮の農村を舞台にした艶笑譚で、シリーズ3作ほか『桑の』など類似作を生み出すほどヒットしたのですが、シリーズの構造が、入江悠監督の『SRサイタマのラッパー』シリーズに似ている……? というお話をしました。


つづいて、14世紀イタリアの古典『デカメロン』をモチーフにした『コリアンドール 天使の欲望』(原題『ボッカチオ'91』1991年公開。
次々と女をモノのする浮気者の敏腕CFディレクターが、結託した愛人たちから復讐される話。しかもその復讐の手口が、○ん○んをちょん切るというもので……。


←この人が最後にち○ち○をちょん切られるモテ男っす。













つづいて、『ソウル・キャンディ スカートの風』(原題『梨泰院のミニスカート』、93年公開)。ソウルの目抜き通りをミニスカートで闊歩する娘三人組(一人はスリ)。軽やかでエロチックな都会コメディかなと思いきや、舞台はあっという間に済州島へ。『冬ソナ』ほか数々の韓流ドラマのロケ地となった済州島らしく、大大大メロドラマが展開します。



そして、『北朝鮮 外貨稼ぎ突撃隊』(1997年)。オリジナルビデオシリーズで、全4作が、VHSもDVDでも出ているというヒットシリーズ。正直、ドラマは支離滅裂だし、女優さんはブ○だし(胸は大きかったけど)、出てくる日本人役が片言日本語喋らないし、どうしようもない作品ですが、なぜこれだけ日本で売れたのか? 人民服を着た独裁国に対する漠然とした「憧れ」ゆえではないかと、007シリーズの初期作などを引用しつつ喋っております。










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外貨稼ぎ突撃隊(4) [DVD]

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